知里真志保

1909 - 1961

chiri-mashiho

知里真志保について

知里真志保(ちり ましほ)は、知里幸恵の六歳下の弟です。アイヌの言語学者で文学博士で、専攻はアイヌ語学です。大学での指導教授は、金田一京助でした。
 アイヌ民族の視点からアイヌ語を理論的に研究し、『分類アイヌ語辞典』で朝日文化賞を受賞。その他にも、アイヌ語地名研究者の山田秀三とも共同しながら、アイヌ語学的に厳密な解釈を徹底させたアイヌ語地名の研究を進め、数々の論文や『地名アイヌ語小辞典』などを刊行し、北海道の地名研究を深化させました。
 また、言語学者・服部四郎との共同で北海道・樺太各地のアイヌ語諸方言の研究を行いアイヌ語の方言学の基礎を築きました。

知里真志保の作品

※画像はイメージです。