原田光子

1909 - 1946

原田光子について

 この本の著者原田光子は、一九〇九年(明治四二年)に東京に生まれました。一九二三年の東洋英和女学校二年在学中にドイツに留学して、ハンブルグでハンス・ヘルマンの高弟デラカンプ嬢に師事し、ピアノを学びました。一九二五年に帰国して自由学園英文科に入学しました。

 一九四〇年に処女作となる「愛国の音楽者 パデレフスキー自伝」出版します。

 そして翌年には「真実なる女性 クララ・シュウマン」を出版、四二年三月には「大ピアニストは語る」を出版、同年九月に「天才ショパンの心」を出版しました。

 その後一九四四年年二月には「フランツ・リストの生涯」出版しましたが、一九四六年(昭和二一年)五月二〇日、奇しくもクララ・シューマンの逝去から五〇年目の同じ日に平塚の南湖病院にてその余りにも短い生涯を終えました。享年三十六歳でした。

 昭和二十五年には「クララ・シューマン、ヨハネス・ブラームス、友情の書簡」が出版されました。

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原田光子の作品