鴨長明について
鴨長明(かものちょうめい、かものながあきら)は、賀茂御祖《かもみおや》神社の禰宜《ねぎ》である鴨長継の長男として、応保元年(一一六一年)、京都に生まれました。和歌を俊恵の門下として、琵琶を楽所預の中原有安に学びます。歌人として活躍し、その歌は「千載和歌集」にも詠み人知らずとして入集しています。
その後神職としての出世の道を鎖された長明は、出家して蓮胤《れんいん》と名乗ります。また建暦元年(一二一一年)には、将軍源実朝の歌の師として鎌倉にも下向しています。方丈記は、その翌年建暦二年の作と考えられています。
他に歌論書の「無名抄」、説話集である「発心集」があります。また「千載和歌集」を初めとする勅撰和歌集にも二十五首が入集しています。
その後神職としての出世の道を鎖された長明は、出家して蓮胤《れんいん》と名乗ります。また建暦元年(一二一一年)には、将軍源実朝の歌の師として鎌倉にも下向しています。方丈記は、その翌年建暦二年の作と考えられています。
他に歌論書の「無名抄」、説話集である「発心集」があります。また「千載和歌集」を初めとする勅撰和歌集にも二十五首が入集しています。