矢田津世子について
矢田 津世子(やだ つせこ)は一九〇七年(明治四十年)に秋田県五城目町に生まれました。
はじめモダン派でしたが、純文学に転進し、一九三六年に小説『神楽坂』が第三回芥川賞候補に選ばれました。文章力と美貌を兼ね備えた女流作家として人気を集めました。また坂口安吾の恋人としても有名であり、その恋愛の経緯は、坂口の「二十七歳」に詳しい。本書に併録しました。
はじめモダン派でしたが、純文学に転進し、一九三六年に小説『神楽坂』が第三回芥川賞候補に選ばれました。文章力と美貌を兼ね備えた女流作家として人気を集めました。また坂口安吾の恋人としても有名であり、その恋愛の経緯は、坂口の「二十七歳」に詳しい。本書に併録しました。