潤一郎訳源氏物語 巻九

谷崎潤一郎畢生の大業「新々訳源氏物語」

この本について

 この古典教養文庫版の新々訳「潤一郎訳源氏物語」は以下のような構成になっています。

 第一巻 桐壺・帚木・空蟬・夕顔・若紫
 第二巻 末摘花・紅葉賀・花宴・葵・賢木・花散里
 第三巻 須磨・明石・澪標・蓬生・関屋・絵合・松風
 第四巻 薄雲・槿・乙女・玉鬘・初音・胡蝶
 第五巻 螢・常夏・篝火・野分・行幸・藤袴・真木柱・梅枝・藤裏葉
 第六巻 若菜上・若菜下
 第七巻 柏木・横笛・鈴虫・夕霧・御法・幻・雲隠
 第八巻 匂宮・紅梅・竹河・橋姫・椎本・総角
 第九巻 早蕨・宿生・東屋
 第十巻 浮舟・蜻蛉・手習・夢の浮橋

 この本は、その第二巻に当たります。
 底本は中央公論社の中公文庫版(昭和四十八年六月十日初版、五十五年三月一日第十八版)の「潤一郎訳源氏物語 巻二」です。
 注は原書に頭注としてついているもの(谷崎自身による)を割り注の形でいれました。
 谷崎潤一郎による「新々訳源氏物語序」と「例言」も掲載しました。
 また、各巻の冒頭に、編集者によるその巻の梗概と主な登場人物一覧を掲載して、この長大な物語理解の一助としました。
 なお、谷崎は源氏物語を三度現代語に翻訳していますが、この本はその三度目のいわゆる「新々訳」にあたります。

潤一郎訳源氏物語 巻九について

 この古典教養文庫版の新々訳「潤一郎訳源氏物語」は以下のような構成になっています。

 第一巻 桐壺・帚木・空蟬・夕顔・若紫
 第二巻 末摘花・紅葉賀・花宴・葵・賢木・花散里
 第三巻 須磨・明石・澪標・蓬生・関屋・絵合・松風
 第四巻 薄雲・槿・乙女・玉鬘・初音・胡蝶
 第五巻 螢・常夏・篝火・野分・行幸・藤袴・真木柱・梅枝・藤裏葉
 第六巻 若菜上・若菜下
 第七巻 柏木・横笛・鈴虫・夕霧・御法・幻・雲隠
 第八巻 匂宮・紅梅・竹河・橋姫・椎本・総角
 第九巻 早蕨・宿生・東屋
 第十巻 浮舟・蜻蛉・手習・夢の浮橋

 この本は、その第九巻に当たります。早蕨・宿生・東屋の三巻を収録しました。

 底本は中央公論社の中公文庫版(昭和四十八年十月十日初版、平成十四年二月二十五日改版第三刷)の「潤一郎訳源氏物語 巻五」です。

 注は原書に頭注としてついているもの(谷崎自身による)を割り注の形でいれました。
 また、各巻の冒頭に、編集者によるその巻の梗概と主な登場人物一覧を掲載して、この長大な物語理解の一助としました。
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改版履歴

2018-08-31

第2版読者の方のご指摘により、幾つかの誤植を訂正させていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。

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