歌物語の傑作「伊勢物語」の後半を平易な現代語訳付きで収録
この本について
伊勢物語(下) 現代語訳付について
「伊勢物語」は、平安時代初期に成立した歌物語で一巻からなります。作者は不詳。「在五が物語」、「在五中将物語」、「在五中将の日記」とも呼ばれています。
藤原定家本によれば全百二十五段からなり、ある男の元服から死にいたるまでを数行程度の仮名の文と歌で作った章段を連ねることによって描いています。歌人在原業平の和歌を多く採録し、主人公を業平の異名で呼んだりしているところから、主人公は業平であると思われています。
各話の内容は男女の恋愛を中心に、親子愛、主従愛、友情、社交生活など多岐にわたり、普遍的な人間関係の諸相を描き出した物語となりえています。
後世への影響という点から見ても、源氏物語に勝るとも劣らない大きな影響力を持ち、日本文学の大きな水源となっています。
藤原定家本によれば全百二十五段からなり、ある男の元服から死にいたるまでを数行程度の仮名の文と歌で作った章段を連ねることによって描いています。歌人在原業平の和歌を多く採録し、主人公を業平の異名で呼んだりしているところから、主人公は業平であると思われています。
各話の内容は男女の恋愛を中心に、親子愛、主従愛、友情、社交生活など多岐にわたり、普遍的な人間関係の諸相を描き出した物語となりえています。
後世への影響という点から見ても、源氏物語に勝るとも劣らない大きな影響力を持ち、日本文学の大きな水源となっています。