車輪の下(下)

青春の挫折を描いたヘッセの傑作

この本について

この「車輪の下(下)」は、先に出版した「車輪の下(上)」の下巻にあたります。神学校を退学したハンスのその後が描かれています。

今回、ヘルマン・ヘッセ作、実吉捷郎(さねよし はやお)訳の「車輪の下」をKindleで再販するにあたり、旧漢字を新漢字に改めました。また、読みやすさを重視して、原文の格調を壊さない程度に、現代語風に表現を改めた部分があります。読点の位置などは、自然に読めるように工夫しました。
またカタカナ表記は現代風に改めました。

名訳の誉れ高い実吉捷郎さんの「車輪の下」が、現代の人々の心によみがえることを期待します。

車輪の下(下)について

この「車輪の下」は、ヘッセの作品中、最も有名なものです。ヘッセ二十八歳の時に発表されました。

周囲の期待に、初めは応え、そして挫折の中でその期待にこたえられなくなって、終には押し潰されてしまう少年の、ナイーブな心を描いた傑作です。

前半部の美しい自然描写もすばらしく、味わい深い作品となっています。


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