トルストイ文学の出発点「幼年時代」
この古典教養文庫版の「幼年時代」には、次のような特長があります。
- 現在では使われない言い回しや言葉は、現在普通に使われる言葉に置き換えました。現代人には意味の取りにくい文を、平易な文に書きなおしたところがあります。
- 原訳書に掲載されていた挿絵を、状態の悪いいくつかを除いて掲載しました。白黒の画像がこれにあたります。また原文で触れられた場所、人物、絵画などを中心に、関連する画像を、著作権フリーのものにかぎって、いくつか挿入しましたので、より興味深く読み進めることができます。
- わかりにくい言葉や、登場人物、でき事、作品などについての適切な注を、割り注の形で入れてありますので、本文の理解が深まります。これは原訳書にあったものに、編集者が適宜加えたものです。
- 原書のドイツ語、フランス語などの外国語は原語で掲載し訳をカッコの中に入れました。
- 人名・地名は、現在通常に使われている表記に変更しました。
