編集者のメモ

作品や作家について、あれこれつづっています

「聊齋志異」正訳と完訳の違い

   先に完結した「完訳聊斎志異」と今刊行途中の「正訳聊齋志異」とはどこが違うのでしょうか。まず、訳者柴田天馬が「正訳」についてのべている以下の文章が参考になります。 「……正譯といふと何か…

「ショパンの手紙」より——お菓子好きなショパン

   「ショパン書簡集」の第3通目より ……コペルニクスの話はそれとして、トルンのお菓子の事を話そう。当地の菓子屋の習慣で、お菓子屋さんは皆小屋掛けなんだ。棚に各種のお菓子が何ダースもしまってある。こ…

豊富な図や写真の入った「イタリア紀行」について

 この「イタリア紀行」は、自分も大学時代に岩波文庫で読んだ時には、今ひとつピンとこないところがありました。  しかし、こうして写真など多数掲載して、それらを見ながら合わせて読んでいくと、ゲーテがイタリ…

ロシア文学翻訳の金字塔!訳者 米川正夫

 米川正夫(1891−1965)は、岡山県に生まれました。1909年東京外国語大学ロシヤ語本科に入学、旧友の中村白葉などとともに『露西亜文学』を創刊します。1914年処女出版として新潮文庫からドストエ…

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古典として、
価値あるものだけを。

これまで長く残って来たもの、これから長く読み継がれていくタイトルだけを厳選して出版します

リリース情報

最新リリース情報とコメント

わかりやすい。挫折しない。

索引や目次はもちろん、独自の注釈や画像など、楽しく読み進めるためのオリジナルの工夫を多数追加しています。これは従来の紙書籍を含め、他に例を見ないものです。

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読みやすいレイアウト

電子書籍端末をはじめiPhoneやAndroid、iPadなど様々なデバイスでの読書に最適化しました。MacやPCでも読むことができます。

美しい表紙

プロのデザイナーによる美しい表紙をつけました。書籍と関連づけられた美しい表紙で、実際の本を読むような感覚に浸れます。

スピーディーな改版

紙の本と違い、誤植の修正や改訂などすぐに対応でき、刻々と進化を続けます。