新美南吉童話集成

「ごん狐」などを含む主要な童話49編を収録

この本について

 新美南吉は、地方で教師を務め若くして亡くなった童話作家という共通点から宮沢賢治と比較されることが多いようです。賢治の作品がより詩的で幻想的な趣があるのに対し、南吉の作品は身近な所に題材を採り、素朴なエピソードを脚色したり膨らませた味わい深い作風となっています。
「北の賢治、南の南吉」と呼ばれ好対照をなしています。
この作品集には、「ごん狐」を含む以下の作品が収められています。

第一章、童話集「おじいさんのランプ」 から


ごんごろ鐘
久助君の話
うた時計
おじいさんのランプ

第二章、童話集「牛をつないだ椿の木」から
かぶと虫<小さい太郎の悲しみ>
手袋を買いに

牛をつないだ椿の木

いぼ

第三章、童話集「花のき村と盗人たち」から
ごん狐
百姓の足・坊さんの足
のら犬
和太郎さんと牛
花のき村と盗人たち
正坊とクロ

第四章、その他の童話
赤いろうそく
がちょうのたんじょうび
子どものすきな神様
花をうめる
最後の胡弓弾き

赤とんぼ
あし
飴だま
一年生たちとひよめ
売られていった靴
王さまと靴屋
巨男の話
お母さん達
落とした一銭銅貨
鍛冶屋の子
蟹のしょうばい
木の祭り
去年の木
仔牛
こぞうさんの おきょう
里の春、山の春
たけのこ
チユーリツプ
張紅倫
登っていった少年
ひとつの火
ひよりげた
椋の實の思出
病む子の祭
ラムプの夜

また新美南吉の童話に対する思いを述べた「童話における物語性の喪失」を巻頭に配置しました。

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改版履歴

2013-11-23

第2版1、Kindleの移動メニューから直接各童話に移動できるよう見出しを変更しました。
2、幾つかの誤植を訂正しました。

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