ラゲ訳新約聖書

カトリック教会において広く用いられた流麗な文語体

この本について

「我主イエズスキリストの新約聖書」は、パリ外国宣教会のカトリック宣教師エミール・ラゲによって訳され、1910年に発行された日本語(文語体)の翻訳聖書で、現在パブリックドメインとなっています。
その流麗な文語体の文章は今でも高く評価されています。通称はラゲ訳と呼ばれています。
ラテン語訳聖書のヴルガータ(カトリック教会の標準ラテン語訳聖書)をもとに訳されたもので、ローマ教皇を中心とするカトリック教会の伝統に従って、細かい注釈がついています。カトリック教会において広く用いられました。
その後、カトリックではこのラゲ訳を基にして1957年にサレジオ会のフェデリコ・バルバロが口語訳の新約聖書を全訳して出版することになります。

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