トーマス・マン

トーマス・マンはドイツの小説家です。リューベックの富裕な商家に生まれました。1901年に弱冠26歳で、一族の歴史をモデルとして「ブッデンブローク家の人々」を書き、世に認められました。1929年に、「魔の山」でノーベル文学賞を受賞しました。
1933年にナチスが政権を握ると亡命し、スイスやアメリカ合衆国で生活しながら、大作『ヨセフとその兄弟』、ゲーテに範を求めた『ワイマールのロッテ』『ファウスト博士』などを発表しました。1955年に自ら「きりのいい年」と呼んだ80歳で、チューリヒで亡くなりました。