ゲーテの言葉

巨星ゲーテが、その晩年に語った芸術や人生についてのかずかずの言葉を収録。

ゲーテの言葉について

 この本には、エッカーマンによる「ゲーテとの対話」の主に前半より、印象的な、あるいは重要なゲーテの言葉を多数収録しています。該博な知識、豊富な人生経験、熟練した技巧と偉大な才能、全てを兼ね備えたゲーテの言葉には、あらゆる人に有益な深さと温かみがあります。

収録された言葉は以下の通りです。

若い詩人たちへ
近代の悲劇詩人について
詩作について
題材について
名声と地位について
模倣から抜け出せない芸術家
考えることについて
芸術家と世間
理性的な生き方
来世を信じる人と現世を生きる人
趣味の涵養
マンネリズムについて
公衆を動かすもの
文章について
人との付き合い方
宗教の芸術に対する関係
死について(*下に引用あり)
いくつかの格言
若い詩人の課題
ファウスト、エグモント、タッソーについて
モチーフについて
「ヴィルヘルム・マイスター」について
シラーについて
芝居の改作について
バイロン卿について
芸術における創造の厳しさ
モリエールについて
人間の限界
シェークスピアについて
優れた詩人となるには
衰えていく時代
ドラクロワについて
芸術の技術の習得について
コレッジョの「マドンナ・デル・ラッテ」について
ヴィクトル・ユゴーについて
ラファエルについて
メンデルスゾーンのピアノ四重奏曲を聴いて
ファウスト第二部について
自作について
自由について
「親和力」について
散文を書くには
古代ギリシャに帰れ
ギリシャ人の偉大な点
科学について
自然の二面性


(死について)

 七十五歳にもなると、時折は死について考えずにはいられない。死を考えると全く穏やかな気持ちになる。なぜなら、われわれの霊魂は全然消滅しないものと確信しているからだよ。それは絶えず永遠から永遠へ働き続けるものだ。まさに太陽のようなもので、われわれ人間の目には没するように見えるが、実は没しないで絶えず、輝き続けているのだ。
       (一八二四年五月二日)
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