谷崎潤一郎畢生の大業「新々訳源氏物語」
この本について
潤一郎訳源氏物語 完全版について
「源氏物語」は、平安時代中期に成立した日本の長編物語、小説です。
「桐壺」から「夢浮橋」までの全五十四帖で構成されています。
現在では、大きく分けて次のように三部構成と見る見方が一般的です。
第一部 桐壺——藤裏葉
第二部 若菜上——幻
第三部 匂宮以下三巻と宇治十帖
作者は藤原為時の娘である紫式部と言われています。その娘に大弐三位がいます(与謝野晶子は、彼女が「若菜」以降の作者ではないかという説を述べています)。
四百字詰め原稿用紙にすると約二千四百枚に及ぶ長さが有り、およそ五百名近くの人物が登場します。時代も七十年余りにわたっています。また八百首弱の和歌を含んだ歌物語としてみることもできます。
物語としての筋立てが何よりおもしろいこと、心理描写が巧みであること、またその文章が流麗で美意識が鋭いことなどから、しばしば「古典の中の古典」、日本文学史上最高の傑作とされ、その後の日本人の美意識を決定づけたと言う人もいます。
「桐壺」から「夢浮橋」までの全五十四帖で構成されています。
現在では、大きく分けて次のように三部構成と見る見方が一般的です。
第一部 桐壺——藤裏葉
第二部 若菜上——幻
第三部 匂宮以下三巻と宇治十帖
作者は藤原為時の娘である紫式部と言われています。その娘に大弐三位がいます(与謝野晶子は、彼女が「若菜」以降の作者ではないかという説を述べています)。
四百字詰め原稿用紙にすると約二千四百枚に及ぶ長さが有り、およそ五百名近くの人物が登場します。時代も七十年余りにわたっています。また八百首弱の和歌を含んだ歌物語としてみることもできます。
物語としての筋立てが何よりおもしろいこと、心理描写が巧みであること、またその文章が流麗で美意識が鋭いことなどから、しばしば「古典の中の古典」、日本文学史上最高の傑作とされ、その後の日本人の美意識を決定づけたと言う人もいます。
改版履歴
2018-09-15
第3版 | 読者の方のご指摘により、幾つかの誤植を訂正させていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。2018/9/15 |
2018-08-19
第2版 | 読者の方のご指摘により、幾つかの誤植を訂正させていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。 |