豊富な図や写真の入った「イタリア紀行」について

 この「イタリア紀行」は、自分も大学時代に岩波文庫で読んだ時には、今ひとつピンとこないところがありました。

 しかし、こうして写真など多数掲載して、それらを見ながら合わせて読んでいくと、ゲーテがイタリアで実際に見ている時の気持ちになって読むことが出来て、大変身になりました。

 特に旅行記として読めるように、各都市の説明と地図を各項の初めに掲載しています。

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 また、ゲーテが感動したという絵画、彫刻はそのつどそれらの写真を掲載してありますので、ゲーテが感動した芸術品がどういうものかすぐに分かります。

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 本文の方は、かなり古い訳本を使用しましたが、時にはドイツ語原典にもあたり、また岩波文庫の訳本も大いに参考にして作成してありますので、読みやすくなっていると思います。またゲーテのドイツ語原典では、イタリアの地名がドイツ風に表記されていますので、これをイタリア語の地名に変換してあります(例、マルクス広場⇒サンマルコ広場)。

 文字だけの「イタリア紀行」に比べると、わかりやすさも面白さも10倍くらいにはなっていると思います。

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