「ボヴァリー夫人は私だ」という言葉で知られるフローベールの傑作長編
この本について
この古典教養文庫版の「ボヴァリー夫人 完全版」には、次のような特長があります。
- 現在では使われない言い回しや言葉は、現在普通に使われる言葉に置き換えたところがあります。句読点の位置など、読みやすいように変更した部分があります。
- 原文で触れられた場所、人物、絵画などを中心に、関連する画像を、著作権フリーのものにかぎって、いくつか挿入しましたので、より興味深く読み進めることができます。
- わかりにくい言葉や、登場人物、でき事、作品などについての適切な注を、編集者が割り注などの形で入れましたので、本文の理解が深まります。これは原訳書にあったものに、編集者が適宜付け加えたものです。
- 人名・地名は、現在通常に使われている表記に変更しました。
底本
「ボヴァリイ夫人」三笠書房一九五三年二月二十八日 第一刷発行