猟人日記 完全版

みずみずしいツルゲーネフの感性が光る傑作長編

この本について

この本はツルゲーネフ作、米川正夫訳の「猟人日記」です。
この本はそのすべてを収めた完全版です。なお解説は、巻末に掲載してあります。

この本に収録された各編の表題は以下のようになっています。

一 ホーリとカリーヌイチ
二 エルモライと粉屋の女房
三 マリーナの泉
四 田舎医者
五 私の隣人ラジーロフ
六 郷士のオフシャニコフ
七 リゴフ
八 ベージンの草野
九 クラシーワヤ・メーチのカシヤン
十 支配人
十一 事務所
十二 狼《ビリューク》
十三 二人の地主
十四 レベジャン
十五 タチヤナ・ボリーソヴナとその甥
十六 死
十七 歌うたい
十八 ピョートル・ペトローヴィチ・カラターエフ
十九 あいびき
二十 シチグロフ郡のハムレット
二十一 チェルトプハーノフとネドピュースキン
二十二 チェルトプハーノフの最後
二十三 いきた御遺骸
二十四 音がする!
二十五 エピローグ 森と荒野
解説

この古典教養文庫版の「猟人日記 完全版」には、次のような特長があります。

  1. 現在では使われない言い回しや言葉は、現在普通に使われる言葉に置き換えました。

  2. 原文で触れられた場所、人物、絵画などを中心に、関連する画像を、著作権フリーのものにかぎって、いくつか挿入しましたので、より興味深く読み進めることができます。

  3. わかりにくい言葉や、登場人物、でき事、作品などについての適切な注を、割り注の形で入れてありますので、本文の理解が深まります。これは原訳書にあったものに、編集者が適宜加えたものです。

  4. 原書のドイツ語などの外国語は原語で掲載し訳をカッコの中に入れました。

  5. 人名・地名は、現在通常に使われている表記に変更しました。

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底本

平凡社「ロシアソビエト文学全集3 猟人日記」
一九六五年九月五日初版発行

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